コスパ最強との呼び声も高いFireタブレットは、子供用のキッズモデルも合わせて8モデルあります。
メモ
キッズモデルは、子供用カバーや専用コンテンツなどが付いていますが、Fireタブレットの性能(スペック)は同じです。
いろいろなモデルがあるので迷ってしまいます。
電子書籍・プライムビデオを見るなら画面が大きい「Fire HD 10」、持ち運ぶなら「Fire HD 8」など、用途によって異なります。
また、microSDカードで容量を増やせますが、最初から本体容量が大きい方を選んだ方がいい人もいます。
自分にあうモデルを見つけるための、失敗しない「Fireタブレットの選び方」を紹介します。
目次
- Fireタブレットの選び方
- 綺麗な映像を見たい場合のおすすめモデル
- 快適に操作をしたい場合のおすすめモデル
- ゲームをする場合のおすすめモデル
- 大きさから選ぶ場合のポイント
- Fireタブレットのカメラ機能について
- microSDカードでストレージを拡張できる!
- 最初から本体容量が大きい方を選んだ方がいい場合
- マイク・スピーカー付き
- 全モデルがAlexa(アレクサ)に対応
- Bluetoothが使える
- テザリングができる
- 位置情報サービス(GPSに似た機能)がついている
- アマゾン電子書籍のKindle本が読める
- 購入時オプション3ヶ月分のKindleUnlimitedつき
- 充電ケーブルのUSBタイプ
- Fireタブレットを選ぶ時に知っておくべき最も重要なこと
- Fireタブレットおすすめポイントまとめ
Fireタブレットの選び方
Fireタブレットの各モデル機能は、下記のようになっています。
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 8 Plus | Fire HD 10 | Fire HD 10 Plus | |
世代 | 第9世代/2019 | 第10世代/2020 | 第10世代/2020 | 第11世代/2021 | 第11世代/2021 |
価格 | 5,980円(16GB) 7,980円(32GB) |
9,980円(32GB) 11,980円(64GB) |
11,980円(32GB) 13,980円(64GB) |
15,980円(32GB) 19,980円(64GB) |
18,980円(32GB) 22,980円(64GB) |
ディスプレイ | 7インチ | 8インチ HD | 8インチ HD | 10.1インチ HD | 10.1インチ HD |
解像度 | 1024 x 600(171ppi) | 1280 x 800(189ppi) 720p HD解像度 |
1280 x 800(189ppi) 720p HD解像度 |
1920 x 1200(224ppi) 1080p HD解像度 |
1920 x 1200(224ppi) 1080p HD解像度 |
本体カラー | ブラック | ブラック、ホワイト、ブルー | スレート | ブラック、デニム、オリーブ | スレート |
プロセッサ | クアッドコア ARM Cortex-A53x4(1.3GHz) |
クアッドコア ARM Cortex-A53x4(2.0GHz) |
クアッドコア ARM Cortex-A53x4(2.0GHz) |
オクタコアプロセッサ(2.0GHz) | オクタコアプロセッサ(2.0GHz) |
RAM | 1GB RAM | 2GB RAM | 3GB RAM | 3GB RAM | 4GB RAM |
オーディオ | モノラルスピーカー マイク |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー マイク |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー マイク |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー マイク |
Dolby Atmos デュアルステレオスピーカー マイク |
内臓ストレージ | 16GB、32GB | 32GB、64GB | 32GB、64GB | 32GB、64GB | 32GB、64GB |
microSD 拡張スロット |
512GBまで対応 | 1TBまで対応 | 1TBまで対応 | 1TBまで対応 | 1TBまで対応 |
Alexa搭載 | 搭載 (Show Mode非対応) |
搭載 (Show Mode対応) |
搭載 (Show Mode対応) |
搭載 (Show Mode対応) |
搭載 (Show Mode対応) |
USB | micro USB Type-B | USB TYPE-C | USB TYPE-C | USB TYPE-C | USB TYPE-C |
カメラ | 2メガピクセルフロントカメラ 2メガピクセルリアカメラ 720HDビデオレコーディング |
2メガピクセルフロントカメラ 2メガピクセルリアカメラ 720HDビデオレコーディング |
2メガピクセルフロントカメラ 2メガピクセルリアカメラ 720HDビデオレコーディング |
2メガピクセルフロントカメラ 5メガピクセルリアカメラ 720HDビデオレコーディング |
2メガピクセルフロントカメラ 5メガピクセルリアカメラ 720HDビデオレコーディング |
WiFi | デュアルバンド a/b/g/n |
デュアルバンド a/b/g/n ※wifi 6(802.11 ax)は非対応 |
デュアルバンド a/b/g/n/ac ※wifi 6(802.11 ax)は非対応 |
2.4/5.0GHz | 2.4/5.0GHz |
充電時間 | 約4時間 | 約5時間 | 約4時間 | 約4時間 | 約4時間 |
バッテリー 駆動時間 |
7時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
サイズ | 192 x 115 x 9.6mm | 202 x 137 x 9.7mm | 202 x 137 x 9.7mm | 247 x 166 x 9.2mm | 247 x 166 x 9.2mm |
重量 | 286g | 355g | 355g | 465g | 465g |
大きな違いは「ディスプレイ」「解像度」「プロセッサ」です。
各モデルの違いもとにおすすめのモデルを紹介します。
綺麗な映像を見たい場合のおすすめモデル
綺麗な映像を見たいなら、「Fire HD 8」以上がおすすめです。
綺麗な映像で重要になってくるのが解像度です。解像度はどのくらいたくさんのピクセル(画素)を画面に表示できるかを表しています。
解像度が高い(画面に表示できるピクセル数が多い)ほど、ディテールまで表現できるので綺麗な表示になります。
Fireタブレットの解像度は、下記のようになっています。
- Fire 7:1024x600(171ppi)
- Fire HD 8とPlus:1280x800(189ppi)
- Fire HD 10とPlus:1920x1200(224ppi)
「Fire HD 10とPlus」で表示できる解像度が一番高くなっています。
ただし、これはあくまでタブレットで表示できる解像度です。映像の解像度が低いと綺麗に見えません。その逆も同じで、どんなに解像度の高い映像でも、同等の解像度を表示できるデバイスでなければ綺麗さを表示できません。
どれくらい綺麗な映像なのかを表す言葉に「HD」や「フルHD」などがあります。「HD」や「フルHD」であれば、解像度が高い「フルHD」の方が綺麗な映像です。
「フルHD」がどのくらいの解像度なのかというと下記のようになっています。
- SD:720x480ピクセル
- HD:1280x720ピクセル
- フルHD:1920x1080ピクセル
- 2K(QHD):2560x1440ピクセル
- 4K(QFHD):3840x2160ピクセル
- 8K(UHD):7680x4320ピクセル
※1920x1080=2,073,600=約200万画素=2メガピクセル(2MP)
Fireタブレットは、「Fire 7」以外は名前にHDがついている通り「HD」の解像度に対応しています。
「Fire HD 10」なら「フルHDを表示できる解像度を持っている」=「フルHDの映像が見れる」=「映像が綺麗」ということです。
※解像度の低い映像は、解像度が高い機器で見ても綺麗に見えません。
「Fire 7」の解像度は「1024x600」なので、HDの下の「SD」解像度の映像までしか対応していません。SDの映像は小さい画面でみる分には、それほど荒い映像にはなりませんが、大きい画面で見ると荒さが目立ってしまいます。
解像度の高い映像を表示するには、それなりに端末の性能(スペック)も必要になりますが、「Fire 7」の性能(スペック)は他のモデルと比べると劣っています。
プライムビデオを見る場合のおすすめモデル
Amazonのプライムビデオの画質は「SD」「HD」「フルHD」「4K」の4つの解像度があります。
「HD」以上に対応しているFireタブレットの方がプライムビデオを綺麗にみることができます。
また小さい画面で見るよりも大きい画面で見た方が見やすいのは言うまでもありません。
プライムビデオを見る場合は、8インチ以上HDに対応している「Fire HD 8」以上のモデルがおすすめです。
快適に操作をしたい場合のおすすめモデル
快適な操作性を求めるなら「Fire HD 8」以上がおすすめです。
各Fireタブレットのプロセッサを見ると・・・
「Fire 7」<「Fire HD 8」<「Fire HD 8 Plus」<「Fire HD 10」<「Fire HD 10 Plus」
・・・の順で性能(スペック)が高くなります。
「Fire 7」「Fire HD 8」「Fire HD 8 Plus」はクアッドコアなのに対して、「Fire HD 10」はオクタコアになっています。
コア数だけで比較できるわけではありませんが、基本的にはクアッドコアのCPUよりもオクタコアのCPUの方が、同時に多くの処理を行えるため性能も高くなります。
操作の待ち時間が長い・重たい・もっさりしているのは性能が低いためです。
操作感で不満を感じたくないのであれば「Fire HD 8」以上のFireタブレットがいいです。
一番もっさりしてしまうのが、「Fire 7」です。クアッドコア、1.3GHzのCPUで性能も他のFireタブレットに比べて低くなっています。
「Fire HD 8」はどうかというと、クアッドコアですがCPUは2.0GHzなので、CPU性能自体は「Fire 7」の約1.5倍です。「Fire 7」よりも快適に操作できくらい処理向上されています。
そしても、もう一つ処理速度に関係してくるのが「RAM」です。ブラウザのキャッシュのようなイメージで、RAMにデータを一時的に保存することで呼び出し速度が速くなります。
各FireタブレットのRAMのサイズは、下記のようになっています。
- 「Fire 7」:1GB
- 「Fire HD 8」:2GB
- 「Fire HD 8 Plus」:3GB
- 「Fire HD 10」:3GB
- 「Fire HD 10 Plus」:4GB
「Fire HD 8 Plus」と「Fire HD 10」が3GB、「Fire HD 10 Plus」が4GBのRAMになっています。アプリを複数起動したり、ブラウザのタブをたくさん開きたい場合は、メモリが多い「Fire HD 10 Plus」の方がおすすめです。
ゲームをする場合のおすすめモデル
ゲームをする場合におすすめのFireタブレットは、オクタコアで一番性能が高い「Fire HD 10」または「Fire HD 10 Plus」です。
やはり、スペックが高いのでゲーム操作性も快適です。ただし、画面が大きい分、パズルを素早くつなぐようなゲーム(ツムツムのようなゲーム)だと指を移動させる距離が長くなるので不利かもしれません。
「Fire HD 10」なら3D系のゲームでも比較的カクつくことなく動作し、画面も大きい分、迫力のあるゲーム体験ができます。モンスターストライク、パズドラなどの動きが激しくないゲームであれば十二分に楽しめます。「荒野行動」と「ワールド・オブ・タンクス・ブリッツ」もプレイできました。
Fireタブレットの性能順でいうと、ゲームにおすすめなのは「Fire HD 10 Plus」、「Fire HD 10」、その次がメモリが3GBの「Fire HD 8 Plus」、「Fire HD 8」の順です。
「Fire 7」はCPUの性能も1.3GHzと低く、ゲームによっては動きがもっさりしてしまいます。ゲーム用としての購入はおすすめしません。
Fire HD 8とHD 8 Plusに追加されたゲームモードとは?
「Fire HD 8(第10世代)」と「Fire HD 8 Plus(第10世代)」には「ゲームモード」が追加されました。
「ゲームモード」を有効にすると、デバイスのメモリーとパフォーマンスが最適化され、さらにゲームプレイ中はAlexaやその他のアプリ(Eメールやソーシャルネットワークなど)からの通知が非表示になります。
ゲームプレイ中に通知がこなくなるので気にならなくなります。
大きさから選ぶ場合のポイント
mm表示だとサイズ感が分かりにくいのでcmになおすと、タブレットの大きさは下記のようになります。
- Fire 7
横:11.5cm
縦:19.2cm - Fire HD 8とFire HD 8 Plus
横:13.7cm
縦:20.2cm - Fire HD 10とFire HD 10 Plus
横:16.6cm
縦:24.7cm
本体のサイズに合わせてディスプレイサイズもかわり、画面が一番大きい「Fire HD 10」が一番見やすいのは言うまでもありません。
ただし、大きいとそれだけ本体も重くなるので、手に持って使う場合は大きいほど不便です。
片手でもつなら「Fire 7」が丁度いい大きさです。「Fire HD 8」はやや大きいので片手で持つよりは両手で持つといった感じになります。
そして、「Fire HD 10」は両手で持つよりは、どちらかというと置いて使う方が便利な大きさです。
手に持てるかどうかという大きさは、外に持ち出して使えるかどうかの目安にもなります。
通勤時に電車で使うことを想定すると、外出時に持ち出しやすい「Fire 7」や「Fire HD 8」がおすすめです。「Fire HD 10」は外に持ち出して使うには大きすぎます。
Fireタブレットのカメラ機能について
Fireタブレット7とHD8には「2メガピクセルフロントカメラ」「2メガピクセルリアカメラ」「720pHDビデオレコーディング」がついています。そして、Fire HD 10(第11世代)には「5メガピクセルリアカメラ」が搭載されました(フロントカメラとビデオレコーディングは同じ)。
2メガピクセルがどのくらいの画素数なのかというと・・・
1メガピクセル(mega pixel)=1,000,000画素=100万画素
・・・なので、2メガピクセル(2MP)は200万画素になります。
200万画素のカメラがどのくらいのレベルかを分かりやすくiPhoneで例えると、2008年発売の「iPhone 3G」と同レベルです(2メガピクセルカメラ)。
基本的には、画素数が多いほど細部まで表示できるので、画像がシャープになり立体感がでてきます。画素数が少ないほど、モザイク感が強くなると思ってもらえれば分かりやすいです。
最近のスマートフォンはほとんどが800万画素(タブレットは500万画素程度)になっているので、Fire HD 10(第11世代)からやっと他のデバイスに近づいてきた感じがします。ただし、Fire HD 10(第11世代)以外は200万画素なのでまだまだカメラ性能は低いです。
一方、映像の場合は、画像に動きが加わるので一枚一枚の画質はそれほど気にならなくなり、画素数が少なくても比較的綺麗に見えます。
Fireタブレットについている「720pHDビデオ」は約93万画素(1280×720=921,600)の動画を撮影でき、一般的には高画質と言われる動画に分類されます。
しかし、撮影しながらFireタブレット本体を動かしたりすると、映像のブレが激しく、撮影後に見ると画像もあらいのが分かります。
Fireタブレットでは、写真も動画も高品質なものを撮るのは難しいのが現状です。カメラ目的で買うのはおすすめしません。
Fireタブレットのカメラの利用シーンとしては、ZOOMなどのビデオ通話の時です。この場合はFireタブレットのカメラでも必要十分です。
microSDカードでストレージを拡張できる!
Fireタブレットの全モデルが、microSDカードの拡張スロットを搭載しているので、容量拡張が容易にできます。
microSDカードの拡張スロットを使って増やすことができる最大容量はこのようになっています。
- Fire 7:512GB
- Fire HD 8:1TB
- Fire HD 8 Plus:1TB
- Fire HD 10:1TB
- Fire HD 10 Plus:1TB
Fireタブレットの各モデルには内部ストレージサイズの違う2種類があります。
- Fire 7:16GB/32GB
- Fire HD 8:32GB/64GB
- Fire HD 8 Plus:32GB/64GB
- Fire HD 10:32GB/64GB
- Fire HD 10 Plus:32GB/64GB
Fire 7は16Gか32GBで、それ以外は32GBか64GBから選べます。
たとえば、Fire 7の内部ストレージが16GBのモデルは5,980円で、32GBは7,979円です。
16GBのストレージの差で約1,999円の本体価格差があります。
16GBのmicroSDカードをAmazonで探せば1,000円以下のものが見つかります。
microSDカードのフォーマット
Fireタブレットで、microSDカードを内部ストレージとしてフォーマットするか、外部ストレージとして利用するかを選択できます。
この時に外部ストレージを選択すれば、Fireタブレット以外のパソコンなどでも利用できるので、microSDカードを抜き差ししてデータの受け渡しができます。
一方、内部ストレージとして利用すると、Fireタブレット専用のmicroSDカードになるため他のデバイスでは使えなくなります。
そのかわり、外部ストレージでは移動できないアプリデータをmicroSDカードに移動できるようになるので、Fireタブレット本体側の容量を減らすことができます。
最初から本体容量が大きい方を選んだ方がいい場合
基本的には、後からmicroSDカードでストレージを拡張した方がお得ですが、下記の点に注意が必要です。
microSDカードを内部ストレージにフォーマットしても移動できないアプリもあるという点です。
アプリの仕様なので、どうしようもできません。
もし、アプリ(ゲームなど)の利用をメインで考えているなら、内部ストレージが最初から大きいモデルを選んだほうがいいです。
マイク・スピーカー付き
Fireタブレットの全モデルにはマイクとスピーカーが付いています。
そのため、ZOOMなどのアプリを使って会話をすることができます。
スピーカーは「Fire 7」だけ「モノラルスピーカー」ですが、それ以外の「Fire HD 8」「Fire HD 8 Plus」「Fire HD 10」の3モデルとも「Dolby Atmos・デュアルステレオスピーカー」がついています。
あくまで、タブレットのスピーカーなので、それほど期待できるわけではありませんが、プライムビデオでは音声もクリアに聞こえるので必要十分なスピーカーを装備しています。
全モデルがAlexa(アレクサ)に対応
Fireタブレットは、全モデルでAlexa(アレクサ)が使えます。
Alexaで何をするか困った場合は、とりあえず「Amazon Music Free」で音楽再生がおすすめです。
「Amazon Music Free」は、Amazon会員であれば、機能制限はありますが誰でも無料で利用できます。
「アレクサ、音楽かけて」と話すだけでOKです。
ちなみに、待ち受け画面で時間・天気・ニュースなどの情報を配信してくれる「Showモード」は、「Fire 7」だけ非対応になっています。
Bluetoothが使える
説明ページに小さく記載されていて気づきにくいのですが、Fireタブレットは全モデルで「A2DPステレオヘッドホンに対応したBluetooth」を使うことができます。
A2DP(Advanced Audio Distribution Profile)は、Bluetoothのプロファイル(仕様)の一つで、デジタルオーディオプレイヤーとヘッドホン間などで用いられるステレオ音質のオーディオデータをストリーミング配信するためのプロファイルです。
FireタブレットでこのBluetooth機能を使えば、ワイヤレスイヤホンやヘッドフォンを接続して音楽を聴くことができます。
テザリングができる
Fireタブレットは、Wifi接続で使うデバイスなので、Wifiがないとインターネットに接続できません。もちろん、SIMカードを入れるところもありません。
しかし、Wifiがないところでもインターネットに接続する方法があります。それが、スマホなどの通信回線を利用する「テザリング」です。
テザリングする時はスマホの通信容量に注意が必要です。サイトを見るだけでも、画像などで容量を一気に使うことがあります。
テザリングの設定方法については、下記のページを参照してください。
位置情報サービス(GPSに似た機能)がついている
Fireタブレットには、全モデルに位置情報サービス機能がついています。
Fireタブレットの位置情報サービス機能はGPSに似ている機能ですがGPSではありません。
Fireタブレットの場合は、Wifiを使って位置を特定しているので、GPSに比べて位置情報の精度は劣ります。
ただ、この機能を使えば「Googleマップ」などの位置情報を利用する「第三者が提供するサービス」を利用できるようになります。
位置情報サービスの設定方法については、下記のページを参照してください。
アマゾン電子書籍のKindle本が読める
Fireタブレットは、全モデルでアマゾン電子書籍Kindle本を専用アプリ「Kindle」を使って読むことができます。
Kindle本は、専用の電子書籍リーダー「Kindle Paperwhite」などがありますが、Fireタブレットで読むメリットはカラー表示ができることです。
ファッション雑誌などは、カラーで見ないとほとんど意味がありません。一度カラー表示になれてしまうと「白黒」表示に戻るのが億劫になってしまうほど違います。
また、FireタブレットならmicroSDカードが利用できるので、ストレージ容量を気にせずたくさんのKindle本を持ち運ぶことができます。Kindle本利用でもFireタブレットはおすすめです。
購入時オプション3ヶ月分のKindleUnlimitedつき
2021年4月現在、一部のFireタブレットで、購入時オプションとして「3ヶ月分のKindleUnlimitedつき」が選択できます。
KindleUnlimited(キンドルアンリミテッド)は、Kindle本の月額980円の読み放題サービスで、それが3ヶ月分ついてくるので2,940円分お得です。
KindleUnlimitedは3ヶ月以降は自動更新になってしまうので、利用をやめる場合は自分で解約する必要があります。
解約はいつでもできます。
充電ケーブルのUSBタイプ
それほど重要ではありませんが、知っておいて損しないのがUSBのタイプです。
現在、充電ケーブルは「Fire 7」のみmicro USB Type-Bで、それ以外は「USB Type-C」になっています。
2015年以前のAndroidスマートフォンでは、差し込み口が台形の「micro USB Type-B」が主流でしたが、現在主流となっているのは「USB Type-C」です。
「USB Type-C」の特徴は、差し込み口が楕円形で左右対称になっているので、どちらの向きでも差し込んで接続することができます。
「micro USB Type-B」の時は差し込む方向の確認が必要でしたが、「USB Type-C」は確認しなくてもそのまま差し込むことができます。小さな変更ですが結構便利です。
そして、もう一つの大きなポイントがあります。それが「転送速度」と「給電能力」の向上です。
Fireタブレットの場合は、どちらかというと「転送速度」よりも「給電能力」に意味があります。「micro USB Type-B」から「USB Type-C」になったことで充電速度があがっています。
Fireタブレットを選ぶ時に知っておくべき最も重要なこと
一通りFireタブレットのおすすめを説明しましたが、タブレット選びで失敗しないために知っておかないといけない重要なことがあります。
それは、FireタブレットはAndroidタブレットですが基本的に「Google Play」が使えないという点です。
つまり、通常のAndroidスマホで使えるアプリが、Fireタブレットでも使えるというわけではありません。
Fireタブレットでは、独自のアプリストアというプラットフォームからアプリをダウンロードして使います。
もちろん、「Google Play」から移植されているアプリもありますが、全てのアプリが移植されているわけではないので、FireタブレットでAndroidスマホと同じアプリが使えると思わないように注意が必要です。
自己責任でインストールするという人は下記のURLを参考にしてください。
もし、「Google Play」にあるいろいろなアプリを使いたいのであれば、Fireタブレット以外のAndroidタブレットも候補に入れた方がいいです。
「TeclastタブレットM40」、「Dragon Touch タブレット」がFire HD 10の性能に比較的近いタブレットです。
「TeclastタブレットM40」はAndroid 10、8コア(ARM Cortex A5 2.0GHz)、メモリ6GB、解像度1920×1200ピクセルです。8MPリアカメラと5MPフロントカメラを装備しています。
HUAWEI(ファーウェイ)のMediaPadもモデル性能はいいのですが「Google Play」が使えません。
HUAWEIは独自のプラットフォームでアプリを配信しており、アプリの種類もそこそこあるようです。ただし「Google Play」を使いたい場合はAndroid対応タブレットの方がいいです。
他にもいろいろあるので、自分で探してみたい人はアマゾンや楽天などで探してみましょう。
Fireタブレットおすすめポイントまとめ
Fireタブレットは、基本的にはAmazonサービスを利用目的(プライムビデオ、Kindle本、Fireタブレット用アプリ)としたタブレットです。
機能などを総合すると、一番のおすすめFireタブレットは「Fire HD 10」です。その次はコスパの観点から「Fire HD 8」、その次が「Fire HD 8 Plus」になります。
Fire HD 10のおすすめポイント
「Fire HD 10」はオクタコアなので、スペックが高く・操作性・ゲーム利用・プライムビデオの視聴などにおいて一番使えるFireタブレットです。
ネットサーフィンやちょっとした調べものをする場合でも、画面が大きく見やすい、操作も快適です。
ただし本体が大きい分、持ち運びには向きません。主に室内での利用がメインとしたモデルです。
Fire HD 8とHD 8 Plusのおすすめポイント
「Fire HD 8」と「Fire HD 8 Plus」はクアッドコアのため、スペックは「Fire HD 10」より劣りますが、CPUクロック数は2.0GHzなのでそこそこのスピードをもっています。ゲームで使ってもそれほどストレスはありません。
サイズが8インチと手軽な大きさなので、持ち運びもできて一番使い勝手がよいFireタブレットです。
Fire 7のおすすめポイント
「Fire 7」は現行モデルの中では一番スペックが低くく、荒野行動などのゲームもできないわけではありませんが、画面が小さく使いにくい上に動きももっさりします。ゲームでの利用は難しいです。
一方、小さいので持ち運びがしやすいモデルです。「Kindle Paperwhite」のかわりにKindle本を読むのに使うといいです。Kindle本もカラー表示ができ、アプリを使って仕事効率化ツールとしても利用できます。
小さいタブレットがいいという人にはおすすめです・・・が、使い勝手でいうとFire HD 8の方がいいです。